2017/10

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

<< >>


スポンサーサイト

  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -

一定期間更新がないため広告を表示しています


 談志が亡くなった。

彼は生前、いつも「落語とは人間の業を肯定すること」と話していた。業。植木等が「わかっちゃいるけどやめられない」で大ヒットした時に、彼の父である住職がこの「わかっちゃいるけどやめられない」を人間の業の本質をついた言葉だと話していたそうだが、そう、業とはこの「わかっちゃいるけどやめられない」なのかもしれない。

また一方で談志は落語とは忠臣蔵を否定すること、とも話していた。忠臣蔵。すでに死んだ主君のために元の従業員たちが集まって主君の仇を晴らすためにテロ行為を行い、結局は全員死刑となるあの事件だ。「主君の仇なんてどうだっていいじゃねえか、もう死んだんだから。雪は寒いから温まって酒でも飲んだほうがいいよ。」これが落語の世界なのだ。考えてみたら落語の主人公は庶民であり、権力者や高貴な人は驚くほど少ない。

ミスタービーンを演じた俳優のローウェン・アトキンソンは実はオクスフォード出身のエリートなんだけど、彼は「欧州の笑いは残酷だ。権力者は徹底的にこき下ろされ、改心しても許さない。むしろ改心することさえ貪欲に笑いにする。それは欧州人が権力者に対して残酷で憎むべき存在だからだ。」これは欧州では庶民の迫害の歴史など長いからだろう。

一方、多くのアメリカの映画は実は、ハートフルだ。悪の権力者は改心し、最後はハッピーエンドになる。典型的なのはディズニー。

笑いこそ最も国民性が現れる大衆芸能かもしれない。



スポンサーサイト

  • 18:30
  • -
  • スポンサードリンク
  • -
  • -


comment









trackback